長期戦に切り替えたのに、考えは「早く結果が欲しい」のままだった
「今ではない、いつか」
僕は「今は将来のための準備期間」と感じて過ごすことが多い。それを言語化できたのは、数年前。でも若い頃からずっと、この感覚で過ごしてきたように思える。
それはきっと「将来のために、今を頑張りなさい」っていう教育が影響してると思う。両親もそうだけど、学校の先生、社会人になったときの上司、いろんなシーンで受ける。その教えが特別なわけでもなく、同じような人は多いと思う。僕はこういう教育に影響を受けやすいタイプで、真に受けてしまう。
この考え方で生きるのは辛いし、不健全だと思っていた。でも、いつも無意識に影響されてしまう。それを今回、個人開発を長期で挑む過程で、少し手放せた感がある。
今回の記事は、不健全だと考える理由と、手放せたきっかけを書いていく。
将来の目標達成のために、今を耐える
僕の「今ではない、いつか」を振り返ってみる。
例えば約12年前。当時会社員だった僕は、フリーランスに憧れていた。だから、将来の「フリー」の達成のために、会社員の今は「下積み・準備期間」として頑張る。
そしてめでたくフリーになった。そうすると今度は、準委任だけじゃなくて受託開発もしたくなる。将来の「受託」案件獲得に向けて、また準備期間が始まる。
そして今は、個人開発のプロダクトの事業化を目指してる。将来の「マネタイズと事業化」に向けて、只今「結果が出るまで我慢しながら活動中」になる。
目標を立てて、それに向かって活動をする、それ自体は問題ないはず。でも、僕は結果に価値を置きすぎて、今の活動はそのための「準備期間」になってしまう。準備期間は、結果が出るまで耐える時間だし、辛く感じることが多い。それなのに、「将来のために、今を頑張りなさい」の教えが染み付いていて、手放せないでいる。
考えが短期戦のまま、長期戦に挑んでいた
今現在、まさにこの思考のパターンにハマってることを認識できた。個人開発の事業化に取り組んでいるが、短期決戦ではなく、長期で取り組んでいく戦略にシフトしたことを、以前に以下の記事で書いた。
2026-08-14半年の無職で挑むつもりが、開始1ヶ月で長期戦に切り替えた「半年で結果を出す」という期限そのものが、自分を焦りに追い込んでいた。個人開発を人生の挑戦として捉え直し、長く続けられる戦略に切り替えた話。その記事を書いていたときは気づかなかったが、長期で挑むことにしても、僕は常に「結果」を渇望していた。早く結果を出したい。周囲に認めてもらえるような、マネタイズのような見える形での結果が欲しい。
長期で挑むと決めたが、心は結果を渇望しているので、それは「長期で耐えながら活動する」ことになる。この先数年、辛いと感じながら、それに耐えながら活動をしていくのか?むしろ結果を渇望せず、今の活動に納得しながら続けていけたら、それこそ長期で挑めるのではないか?
「将来のために、今を頑張る」の姿勢で挑んでいては、長期で挑むことを難しくしている。それに気づくと、この教えの具体的な悪影響を実感できた。頭の中で考えて想像して出したロジックではなく、現在の活動から出せたロジックだからこそ、納得感が強い。
「いつか」への期待を手放しても、活動に価値を感じられた
ここで一つ不安に思ったことがある。「いつか」の期待を手放したら、そのためにしてる「今の活動」が続かなくなるのでは?なぜなら、これまでは「いつか」の期待をエネルギーにして、「今の活動」にムチを打ってきたとも言えるから。そのエネルギーが無くなっては、活動へのやる気も無くなるように思えた。
でも、心配不要だった。今も前向きに活動できてる。それは、個人開発の自分で考えて、自分で作る、その活動そのものが好きだから。「いつか」を渇望するエネルギーがなくても、結局僕は好きだからやってるし、活動そのものに納得してる。
それなのに、これまでは更に「いつか」の期待を上乗せしてしまい、結果として耐える活動になっていた。例えばこのブログ。弱気になると「(誰にも読まれないのに)なんのために記事を書いてるんだ」と思っていた。でも、書くことで考えが深まるし、それが作ることに繋がる効果も感じていた。書くことに価値を感じていたのに、そこに期待が入るせいで、書くことが耐えることになってしまった。だから今回の気づきは、不純な要素を取り除いただけとも言えそうだ。
まとめ
今回の結果は、表向きには何も変わらない。何か新しい行動ができたとか、結果が手に入ったわけではない。でも、以前に「長期で挑む」と宣言したときに、見落としていた要素を見つけられたと思う。
正直、本当に払拭できたのか、今はまだわからない。「将来の結果」を求めていないと言えば嘘になるし、やはり「いつか」は達成したい。でも、それを渇望することで生じる「辛さ」はだいぶ減ったし、肩の力が抜けたような感覚がある。
今後1年、もしかするともっと先に、活動が継続できているか。そして、そのときどう感じて活動しているか。それが答えになると思う。もちろん答えは「事業化できたか」ではなく、「前向きに継続できてるか」で判断したい。